イベントに奮闘し始めた朝
新聞で忌野清志郎氏の訃報を知った。
会場への道中、車中でiPodShuffleの中の
『雨上がりの夜空に』と『スローバラード』を
何度もリピートしながら
清志郎氏の冥福を祈る。
高校生のとき、大阪城ホールにライブを観に行ったことを思い出す。
熱烈だったわけではないが、
(その時期、私は佐野元春氏に傾倒していた)
好きやった。
あの頃、洋楽にはまりつつも
RCや尾崎豊氏などを聴き、
いわゆる、青い時代の
大人の世界の理不尽さに怒りを覚えつつ
(いまだに、大人社会の理不尽さには怒りだらけなんやけど・・・)
ピュアな時期のアイデンティティの喪失感を回避していた。
いまどきの子供達(思春期世代)に比べたら
ずっと真面目でいろいろなことに真剣に向き合っていた。
ゆえに感じる喪失感も大きかったはずが、
それに振り回されることなく過ごせたのは、
どこにアイデンティティを見出すかという点において
清志郎氏の言葉とシャウトは不可欠やったんよなぁ。
すでにトウが立ってしまった感も否めまいが
周りの同世代に比べたらかなりの部分で
世の理不尽さにシャウトしている。
大人気ないと称されるが
ここが私ゆえの、アイデンティティなんよなぁ。
私の愛読書『ライ麦畑でつかまえて』
のホールデン少年の一面を見れるアーティストの一人である清志郎氏。
ご冥福をお祈りします。
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