90まで生きるらしい・・・

土曜日は叔母(父の妹)を連れて有馬に行ってきた。
阪神芦屋のホームで待ち合わせをしてそこからは病院バスに揺られる。
79歳の叔母は独り身(結婚をしていない)ゆえ、
頼る人がいないのもあってまぁしっかりしてはる。

「この前なぁ金比羅山に登ってきた!」と言う。
金比羅山には私は行ったことがないので
あちこちの話で想像するだけやけど、
どこそこまでが400何段でその上にまた200何段の階段があるとか。

「なぁ、それ登って、また降りたん?」
「降りやな帰ってこられへんがな!」
ごもっとも・・・・
この叔母。
学校を卒業してから定年退職までずっと同じ会社やったのもあるし
父とほぼ同額ぐらいの年金をもらってはる。
おまけに独り身。
旅行(国内のみ)が好きで北海道の雪祭りなんて
あほほど行ったはる。
それぐらいがお金の使うところなので
そこそこ預貯金を持ってはる。

お金のあるところには
それを無心するやつがいてる。
甥っ子、姪っ子たちがそう。
叔母の残っている兄弟は父だけ。
仮に父より先に叔母が逝くと遺産は父のもとにくる。

それは困る。
もめるもと。
一日でも父より長く生きてもわらな困る。

叔母は
「90まで生きやなあかんねん。90になったら母親(私からしたら祖母)の
50回忌ができる。だから90までは死なれへん!!」という。
「そりゃぜひとも頑張ってや!
ほんでな、持っているお金、全部使い切らなあかんで。
置いといたらもめるもとやで!!」と私。

お金持ち体質、
または
お金持ちになれる資質
がない人間が
ある程度かたまったお金を持つと
その持ちように支障をきたす。
あれこれいらんことに気がいったり、
周りからいらんことを言われたり、
もめるもと。
お金は自分が管理できるだけあったらいい。
自分の手に余るようであればどこぞに寄付すればいいのに。

有馬の父は癌の疑いもありつつを保持しながら
血色がいい顔色と食欲にあふれている。
元気そうでなによりですわ。

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