先週の土曜日、有馬のあと実家に寄ったときのこと。
先客がいてた。
母の下の妹にあたる叔母ちゃん。
随分久しぶりに会う。
すぐ下の妹が母より九つほど下なので
それよか下。
それでも60歳は越えてるのか、白髪。
しかし、声は昔とちっとも変わらない。
それに60代と70代になっても
姉妹は姉妹なのだ。
姉妹のいない私は昔っから姉妹の居てる友達とは
疎遠になることが多い。
例外もいてるねんけど。
血のつながりは時にエゴになるから、苦手。
母とすぐ下の叔母もそう。
兄がいてる私には兄妹間の強いつながりもなく
エゴもくそもなく、
二つ上に兄の失敗を見て勉強し
独立独歩精神が着実に形成された。
そんなこんなで
今になっても、有馬の父の保護者は長男の兄ではなく
妹の私。
そんな私には
年老いてからの姉妹の嫌らしさには
わが親ながら辟易しているところがあるのが正直なところ。
まぁ、しゃないねんけど。
おもろいことにこの姉妹(母と下の妹)は
それぞれ大人になってから
異なる宗教に身を任せてはる。
このあたり、私にはよ〜わからんねんけど。
叔母ちゃんはいかにもその宗教らしい雰囲気をかもし出してはる。
っで母にその宗教の冊子を手渡している。
母も受け取っている。
ここがよ〜わからん。
まぁ、それも個人の自由なので
私がとやかく云うことではなく、
さら〜と見て過ごした。
私を含めて、
3人で昨今話題になっている虐待の話になる。
叔母が
「子育てに孤立するのがあかんよねぇ。
子育てサークルとかあるのにねぇ。」と云わはる。
「あるよなぁ。」と私。
そして
私に、そんなサークルに入っていたかと聞いてくる。
「ない。うっとおしいやろ?女同士で!」ってケンモホロロの私。
そして叔母ちゃんが一言。
「強いねんなぁ。」
強いかどうか知らんけど、
女ばっかりの集団はろくなことがない。
そこに子どもが絡むといやらしさMAXやん。
そんなとこでイケずを見たりするぐらいなら
黙々と淡々とわが道を進みたい。
なんし、女は怖い、苦手やねんってだけ。
ただ、私が唯一、何度も繰り返し読み、子育ての指針にした本は
その叔母ちゃんが
娘を産んだときに持ってきてくれた。
叔母ちゃんが信仰している宗教とはなんら関係ない一般書なので
素直に読み、納得できる点が多々あり、それを実行した。
まぁ、このことはあえて叔母には云わず。
現実、今、私が有馬に行くことで
母もラクになり、
ラクになった母を見る妹2人(叔母2人)もラクになっているのは事実。
その3人のように私には頼りになる姉妹もなく
唯一の兄も全く頼りにならず
すべて私が抱えているということを踏まえたら、
強いと云われたらそうかもしれんけど。
これもそれも誰かが代わりにやってくれたら
私はお任せするのに、
誰もが私に向けるからやんか[プチッ2]
それだけの話とちゃうん[ハビ]て思うわけだ。
あ〜そんな中、有馬から電話。
父がまた発熱やと。
7月末に40度発熱から、ようよう落ち着いてきたかと思ったのに・・・・
年齢も年齢なので回復に時間がかかるし
こうも長期間になるとかなり体力も落ちている。
何があろうと、結局、私に全てがかかっているという状況にて
こんな電話のたびにとりあえず万が一を覚悟する。
先日、隣のおばちゃんとしゃべっていた。
随分前にご主人を亡くされた。
ご主人が亡くなったときになにもかも後始末をしなくてはならず
泣いてる状況ではなかったと。
それを世間の人は「強いなぁ」と云うたが
違うねんで。
自分がしやな誰もしてくれへんから
泣いてられへんかっただけ。
あれこれ終えたあとに泣いたでって
しみじみ、云うてはった。
大きくうなずく私。
私もそれやわと思う。
コメント