娘が高校卒業後の進学について
資格を取ったほうがいいという考えでいる。
まぁ、確かに、資格がなければ就けない職業もあるし、
資格というのは大切ではあろうが、
それが全てと思うのは本末転倒な話だと思う。
ある資格を持っている人間なんて山ほどいてるわけで
資格があればそれだけで安泰なんて考えるのは危険。
持っている資格をどう使うかってことが大切。
その資格を取得するのに勉強を頑張ったなら
資格自体が活かされることがなくても
その過程で身についた何かが活かされるはず。
それならば資格を取ることにも意味があるが、
資格を持っていても使い物にならない人間も山ほどいてるわけで、
そんな資格なら資格を取るために費やした
時間と労力とお金が無駄なだけ。
資格を持ちつつ、
その資格を活かす職に就いて実績を積んでこそ
その資格が生きてくる。
仮に資格がなくとも、実績でモノをいえるだけの技量を持ち合わせてる人の前では
資格なんて無意味。
かくいう私が持っている資格は運転免許証だけ。
おまけに、ゴールドではあるが運転はできないという
IDカードか身分証明書のみと化している資格。
無資格といってもいいほどのもの。
無資格な私なので
以前、資格を取るのが趣味のごとくに
持っている資格を列挙してた人がいてて
すごい！って素直に思った。
今、職場の代表がさして資格もなくPCを駆使していて
専門学校の講師をしているって現実を見ると
資格は本人の自己満足的な面があるのも否めないなと
意地悪な気持ちにもなる。
まぁ、これは資格を持っていない人間の負け惜しみかもしれないけれど。
世間では勉強がよ〜出来ると思われている長男には
「勉強が出来るからってそれだけでいいもんやない。
得た知識をどう使うかが大切。いろんな場面でそれをどう柔軟に駆使するか
それが出来やな意味がない」と口をすっぱくして云うてる。
とまぁその話を先日の家庭訪問でも
ヤツの担任に本人に勉強だけが出来てもあかんというてると声を大にした。
先生は大きくうなずいておられた。
資格も同じ。
あれば越したことはないであろうが
それだけでOKなわけではないと。
持ってればいいってのなら
トランプの手札を集めるがごとくに
資格証明書の札の手持ちを増やしていくだけのこと。
それをどう使うかを意識しやなあかん。
娘がこれからの時代、資格がものを言うと思っているフシがあるから
ふと考えたこと。
これからの時代は個々の力が必要。
肩書きに頼っては生きてはいけない時代なんよ。
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