せっせと養生する。

我が家の玄関先は旦那の仕事の材料で倉庫化している。
まぁ、これは生きていくためやししゃ〜ない。

それはええ、
台風が来るっていうてんねんから、
朝行く前、時間がなければ早めに起きてやねぇ、
ビニールをかぶせるとか
台風対策をせんか?

と文句をいいつつ
娘と二人でビニール袋を開いて養生に励む。

こうやってな、いつでも誰かが知らんまに手を貸してくれるという状況で
育った一人っ子は
ほんまあかんわ!とのたまう私。

わたくしの幼少時代は
台風や〜〜ていうと
お父ちゃんが家の玄関(その頃は社宅の長屋)の引き戸やら窓やらに
細い木をバッテンにして打ち付けていた。
そんな作業は親父がするもんで育った私が
いまでは私がする。
なんでやねん!
先日、瀬戸内の友達のところにみんなで遊びにいった娘。
すき焼きのあと、うどんをいれるやら知らんかった〜〜ってのたまう。

へぇ知らんかったん?
次の日はそこにごはんを入れてすきやし飯やで。
おじいちゃんがよ〜食べてたわ。
すき焼きっていうたらおじいちゃんが作るって決まっててん。

なので、私はすき焼きは作らない。
てか、もともとすき焼きはすぐに胸が焼けてしまうので
嫌いではないが作る気がない。
鶏肉愛用の我が家において牛肉を使うというところもネック。

すき焼きを食べるときに
器に生卵を入れるというのも
お父ちゃんは嬉々としてやっていたが私は生卵は嫌いなのでしない。

そのあとのうどんも
すきやし飯も
お父ちゃんが嬉々としてやっていたのを
私は見てただけ。

そう思うとな、
今は左半身マヒで半寝たきりのお父ちゃん。
あれこれ家のことをやっていた親父やってんと思い出す。

自転車の荷台に乗せられ、武庫川の堤防を走って甲子園まで
野球を観に行ったとか、
今はなき阪神パークのプールに連れていってもらったとか。
そのとき、背中に絵が描いてあるパパと子がいて
半径3メートルに誰もいなかったという光景は今でも目の奥に焼き付いている。

いやいやそんな思い出に浸っている場合やなく、
私は台風対策の養生をして
今から福山までGO〜〜なのだ。

行きはよいよい帰りはこわい♪
あ〜〜〜今夕、帰ってこれるか?

私より1コ若い、新幹線が動いてくれるか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました