昨日、有馬に行くと白髭のクマゴロウになった父がいた。
シェーバーを壊すからやん・・・・と思う私。
前日の雪で
もしかしたらバスが出ていないかもと心配しつつ
出かけに病院に確認電話。
バスの運行を聞いて出発。
これバスが運行してへんかったら
2週間伸び放題の白髭のクマゴロウやで。
爪といい髭といい
左半身が麻痺しているというからだでも
律儀に伸びるねんななぁ〜と毎回感心する。
父もわがのことながら
「爪と髭だけは伸びよる」とその成長を嘆く。
てなことで
私ご用達Amazonで買ったシェーバーを披露する。
いくらやった?と聞かれたから
ほんまは5000円でお釣りがきたが
定価が1万ちょいやのので
1万円と恩をきせる。
そして、さっそく、クマゴロウの髭を剃る。
が、人の髭を剃るのは難しい。
まして、5ミリほど伸びた髭は
まずは短く刈ってからウィ〜〜ンとしなあかん。
この短く刈るとういのが難しい。
痛かったら云うてやと
いいながら
口は動かしたら危ないと
矛盾したことをいう私。
マルチトリマーとかいうのを使ってみる。
口周り、顎、もみあげはなんとか形にしたが
首は柔らかいし痛がるし、
もう、ここはやめとこ。
今度、下の理容室に行ったときにおっちゃんに頼もうと
無理から納得させる。
髭のあとは爪切り。
爪切りはお得意なのでどっちゅうこともない。
昼食のあとは
シェーバーのスイッチの練習。
高齢者プラス
もともと柔軟性にかける性格にて
新しいものを受け入れるのに時間がかかる。
私がいない間の髭剃りがスムーズにいくよう
オン・オフの練習をさせる。
1万円も出して(ほんまは5000円)買ってきた私の手前、
一生懸命練習しているが
これ、私がおらへんとこで
使いがってが悪いと文句を言うのは
安易に想像できる。
夜中にシェーバーをうならせて
看護婦さんに叱られる父やけど
自分の年金の確定申告をしやなあかんことは頭にあって、
あれ、ほれ、あれ、年金の申請するやつ、
確定申告か?
あれやってくれたか?
心配せんでもちゃんとやる。毎年、引かれた所得税はまるまる戻ってきてる。
高額医療と障碍者手帳持ちゆえ、
年金から引かれた所得税はまるまる戻ってくる。
そっか・・・わしの年金はまだあるか?
あるっちゃあるし、ないっちゃあない。なんで?何か欲しいものがあるん?
ちゃう!学校はいったお祝いに腕時計を買ってやろうと思ってと
孫娘のことをいいつつ泣き出す。
学校に入ったお祝いって
短大に入学したん昨年の春やし。
それに娘もやけど長男も高校に入学したがな。
まぁ、初孫になるわが娘が一番関わっているからなあとは思うが
泣かんでもええがな・・・
それに、娘は彼氏にプレゼントしてもらった腕時計を持っているし
私の腕はすっからかんやねんけど・・・・
あんたの髭を剃ったり、爪を切ったりしている私の腕、見てみ・・・・
そんなことを思いつつ、
確定申告のため
医療費領収書の一覧を作る。
父だけで100万を超える医療費控除金額。
年金さまさまやなぁ。
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