次男坊の高校は平野区と東住吉区のキワにある。尼で生まれ育ち、東大阪在住の私にはなじみのない土地。3人の子どもの高校によってこれまた私の行動範囲が広がるというもの。
23日は説明会と物品販売。午前中に物品販売で教科書やら山ほど購入。その一切合切をコンビニからゆうパック発送という技を使った私。高校のプリント説明がいまいち不親切で、念のため、現金は多めに財布に入れていったものの、教科書やら体育館シューズ等々は鞄に常備しているエコバッグに入れ次男坊が持つ。とてもじゃないが、お昼ご飯を食べ、午後からの説明会を終え、1時間ちょいかけて地下鉄で帰路に着くのはちょいと無理がある。おまけに私は帰り義父母のところによる予定やったし、教科書は次男坊担当としてもそのほかのものを持ち歩いてハリボテの網膜がはがれてきては笑えん。
そんなこんなでコンビニでは店舗裏にある不要な段ボールをいただく交渉をして、ことのついでにガムテープまでお貸しいただき、荷造りをする。何も買い物せず、名前のとおり便利なだけの活用は申し訳ないのでお菓子を買って、荷造りのすきまを埋める。てなことでめでたく、教科書等々物品は手元から離れ身軽になった次男坊と私はお昼を食べるためかごの屋に入店。店内は高校のホン近くということもあり同じような親子連れでいっぱい。私は日替わりの昼膳。次男坊は海老天ざるセット。どちらも海老の天ぷらが美味しく、贅沢な食事を終え、お店を出たとき。
南港通りの向こうの歩道に何やらロケ隊。遠目に中川家の二人を確認。「うわっ中川家やで!行こ!」とちょうど青になった信号を走って渡り、ロケ対のそばに。するとな~んと寛平ちゃんと花子ちゃんもいてはる。ちょうどパスタ屋さんの前でのロケ。ロケ中の後ろを通り過ぎながら近寄ったろと思って歩いていくと寛平ちゃんに「ここ、何区?」って尋ねられる。「え~~わからん!」と私。今思えば、そこはたぶん平野区。ひとつ西の道を渡ったら(高校の正門のある道)東住吉区って場所。いまいちの受け答えにここはリベンジしやなとロケの様子を見ていた。寛平ちゃんが私に話かけてきはったからか、スタッフの女の子に紙切れを手渡される。”魔法のレストラン”って番組のロケらしいこと、放送日(4月18日)出演はカットされる場合があるとか書かれている。出演ってあの寛平ちゃんが話しかけてくれたあれのこと?と思うが、あれじゃ、カットもくそもないやろ、はなから数に入ってないやろ。
そんなことより、やっぱりちょっとまともにしゃべりたいやん!って気持ちがむくむく。一通りロケが終わった風でロケバスに向かって歩き出し私の目の前を通りはったとき「寛平ちゃ~ん、この子、高校合格してん!」て叫ぶ。したら寛平ちゃんがこっち向いて、「おめでとう!これからやで!!」って。同時に中川家のお兄ちゃんのほうも「おめでとう!」っていうてくれはる。
てなことで私は興奮を隠し切れず、説明会に出席するべく次男坊と学校に戻る。さすが、大阪の下町よなと思う私は「ここらこんなことしょうちゅうあるかもよ!あんた、次は話かけや!」と次男坊にハッパをかける。娘の高校は山のふもとで田んぼに囲まれ広大なグランドの端っこにはモグラの巣があるという土地。入学早々の授業で教室に蜂が入ってきたときの対応を教えられたという高校。長男の高校は大阪城のおひざ元、文教地区と言われる場所で道路を挟んで北隣にはレベルの高い私立高校もあるしその北には同じくレベルの高い女子高もある。ちょいと気取った雰囲気。そして今回の次男坊。めっさ大阪のおばちゃんがうようよしている町のにおいがする。学校のモットーが大阪で一番元気のある高校!やら大阪を好きになる学校!やら、大阪らしさ満載の高校。三人三様というか三校三様ということで、個々にわが子ら三人の個性にぴったりやとわれながら思う。
本日、説明会でもらったプリント類にあれこれ記入し古タオルで雑巾3枚作製。明日、入学金5,500円を振込み、その領収書を書類に添付したら27日の次男坊登校日に持参する書類完了。次男坊は今週だけが自由。来週からは制服を受け取りに行く(月)健康診断(火)入学式(水)オリエンテーション(木・金)と毎日学校に行く。いよいよ、息子2人が高校生という実感に酔う。今どきの学ランは襟の替え芯もないっていうのも先日の物品販売で知った私。採寸時に学ラン上着をまとった次男坊はなかなか似合っていた。家庭環境的に高齢者に何かあったとき(ご不孝ごと・・・(>_<))に困るのが制服がない長男。ゆえに、あと1年は何もないことを切に願う。てか、4人とも顔色ええしな、あと2,3年は大丈夫やろうと踏んでいる。
翌24日はいつも通り有馬に向かった。かなりの強風の中、病院バスが病院入口の横ついたときには突風に揺れるし、痛いほどの雹にやられた。今年は春の訪れは遅いのかと気になる。芦屋川の桜はまだ冬の雰囲気を漂わせているしな。来週の次男坊の入学式のころに気の早い桜が咲きかけてくれたら式の雰囲気を盛り上げるのに。
そして、その23日の夕方、佐野さんの6月のライブハウスでのライブチケットの抽選結果がメールで届く。チケット、手に入る!4月に難波に新しくオープンするZepp Nambaでのライブ。かなり久しぶりの佐野さんのライブに密かに一人興奮を隠し切れない。てなことでただいまのiPodは佐野さんがヘビロテ。3月から3ケ月連続でビルボードライブでもライブが行われているが、こちらはちょいとビルボードライブっていうことで躊躇。同じライブハウスでもできたらノリノリの方が性に合っているのでZepp Nambaに行くことにする。末っ子が義務教育を終え、娘が社会人になるこの春。3人の子どもたちもそれぞれの道を歩き出した、歩き出しつつある状況に、私も子どもべったりの数年から徐々にフェードアウトの態勢がちょっと加速しつつある?って感は否めないが、まぁ、子離れできないよりええんちゃう?
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