昨日のホーム訪問。義父母のブースに入ると共有スペースの居間兼キッチンで、お友達になったおばさんとくつろぐ義父。私に気づいたおばさん(この方も認知症)が「来はったよ!お嫁さん」っていうたはるが話に夢中の義父。ようよう気づいた義父は立って部屋に戻る。そのあとを続く。義父母の部屋の明かりはついておらず、ドアを開けて「おい!みっちゃんが来た」と義母を呼ぶ義父。「おかあさ~ん、どこ?」と呼びながら部屋に入った私に「よぅ来たなぁ」と泣きながら抱きついてくる義母。5分間ハグ。
カレンダーを見せながら「土曜日のデイは行かんかったんじゃ」と義父。「えっなんで?」と聞くが答えなし。まあ、帰りに下の事務所で聞いたらええわとさらりと受け流す。小一時間ほどしたら夕食タイム、それを機に「おかあさん、またくるわ!」と帰る。エレベーターが1階に着いたらちょうどケアマネさんと遭遇。土曜日のデイに行かなかった一件を聞く前にケアマネさんが実はこんなことがあったんです・・・と。
土曜日、デイに行く前、義母が義父を怖がってベランダに逃げてなかなか部屋に戻らなかったと。その前に義父の怒鳴り声とかも聞こえなかったのでそういったことはないと思うので以前のことを思い出したんでしょうと。こんなことが頻繁に起こる様であればふた部屋の仕切りのドアを元に戻して個別にしましょうと。
ケアマネさんと私は義父の認知症の度合が進んでいることの認識も、義母の同じことの繰り返しの話をさして聞いている風でもなく自分のことしか考えていない義父という認識も同じ、ホームにも慣れて地が出てきているであろう義父の様子というのも同じ認識。認知症の度合の違いはあれど、義父も認知症。なのでこんな状況が続くのは義母にはよくないであろうから様子を見ながら頻繁に起こるようなら個別対応でとなる。
ホームをあとにしてすぐに旦那に電話。土曜のデイを休んだことをいうたら、今朝電話したら親父がいうてたと。なんでか知っている?と尋ねると熱があったんやろ?と。ちゃう!熱なんてない。仕事中にて詳しいことは帰ってからと切るが、息子に嘘ついてどうするねん、親父ぃ~~義母よりまだ話が通じる義父の言うことを信じる旦那も旦那や。義父も認知症やって。義母は広島にいてるときもヘルパーさんにはいうていたし、ここにきてホームのケアマネさんにもいう、お父さんの悪口。悪口というと語弊があるかな、二人っきりになるときついんじゃ!っていう話。私は去年の夏からこっちなんども聞いている。旦那は聞いていない。ここがちょっと複雑な後妻さんの心境やと察する。息子には義父のことはいわない。夫婦を長年やっていたら所詮他人の夫婦。文句の一つや二つはあって当然。それを息子にはいえない義母のつらさや。
義父母を連れて散歩に行くとき、私とのときは義父がひとりさきに歩いて、あとから義母と私が手をつなぐか腕を組んで歩く。旦那とのときは義母は自ら義父と腕を組んで歩くらしい。なので、義母が義父の文句をいうのが信じられないといっためでたい旦那。
どうでもええけど、ケアマネさんと私の見解のほうが的を得ているでとだけいうとく。昨日も義母は「おとうさんがおらんようになって一人になるなんて考えただけでぞっとする。そのときは頼むなぁみっちゃん」というていた。義母は義父がおらんようになることより一人になることが不安なわけで、そのときに別に頼る相手がおったらええねん。「私にできることはするからね」と答えた私。そのために大阪に呼び寄せた。顔を見て抱きついてくるようなかわいらしいことをする義母や、できることはしたる!今はそう思っている。気持ちがかわる状況になるかもしれないので断言はできないけど・・・^^;
コメント
昨日もホームに寄って帰ってきた旦那。ベランダに出られないようになっている理由、義父がいう「ふたりでベランダに出てたこところ見られたからじゃ」を信じている風やから「ちゃうで!揉め事おこしたからや!」と私。揉め事おこしたことを義父はわかってんのか、わかっていないフリしているのか、旦那にはそのことをいうてへんしな。