朝の6時半。電話が鳴る。ナンバーディスプレイに表示される旦那の実家。出る。旦那を指名。代わる。何かあったか?と思うが・・・話の流れで大阪行きを躊躇している親父を説得する旦那。朝からややこしい話で大変ですなぁ〜と他人ごとに内心突っ込む私。いや〜そこの交渉は実の親子でしか出来んやろうということで、義母も私もノータッチ。義母は自分も引っ越す話なのだが、義父任せの態度なので助かる。
たぶん、義母は自分が1人残されることはほぼ間違いないと思っているし、そうなったときのことを考えると義父に乗っかって反対を申し出ても・・・・とは本能で感じてるはず。義父亡きあと自分の面倒を見てくれる人がもっとも大事なことだから。
すでに契約の段取りでこちらでは話を進めているので、旦那は今さら大人げないことを言うな!と叱咤するが、いうても80歳。脳梗塞とアルツハイマーの混合の軽度の認知症の親父。常識なんて通用はいたしませ〜ん。
電話を切った旦那は、大人げないことを言うのは認知症やからか?と問うてくる。私は医者でもなけりゃ〜介護職にも就いておりません。さぁ〜どうやろ。まぁ、長年住み慣れた家を離れるねんもん。そう簡単に腹はくくられへん。早く目が覚めて布団の中から天井を見上げてたら、あ〜〜やっぱりココに居たいって言うのは認知症やなくても思うやろうしなぁ〜と言うとく。
親父のやっぱり止めとく・・・・の今回の理由は、雨漏りが気になるから家から離れられへん。らしい・・・雨漏りがするならなおさらキレイなところに移りはったどうですか?という話やん。ていうか、わしもあと1年じゃとかいうてる身、雨漏りなんてどうでもええやんとも思うが我がお父ちゃんでもないので言わない。
ここは一気に話を進めて年内強行は必至やと実感した私。
12月はほんに忙しい。広島と大阪で引っ越し準備なんて、それも自分がするわけやないからややこしい。お正月を迎えるにあたって仕事も忙しい。昨日もおとついも12月ということでお弁当も早々に平らげ、PCに向かう私。2カ所とも小規模な会社で、代表取締役は便宜上そうなっているだけという考え方ゆえ、私は社長とは呼ばず、名前で呼ぶ。私も名前で呼ばれる。時々、私が一番偉そうか?って思ったりすることもある。お昼休憩もそこそこに仕事を再開した私に、恐縮しはる。いや、しやなあかんことはちゃっちゃとしやな落ち着かへんだけで、暇なときは適当に遊んでるし。昨日の帰りしも、今日はえらい忙しくて・・・と恐縮してもらう。
わが次男坊主は目指すところが明確になって吹っ切れた様子。いや、おかげで12月になって学校説明会に参上しやなあかんがな・・・とは心に中でつぶやく。とりあえず、旦那にも話す。別に普通科やなくてもいいんやろ?って聞く。本人が行きたいとこでいいと旦那。そうでしょうとも、私もあなたがやりたいという仕事をなんなとしなはれと背中を押したったもんなぁ。何も言えまへんで。言えるのは私だけや。
娘は成人式の日に予約した美容室の不適際で当日えらい早くに着付けと髪の毛をやってもらうことになったと嘆く。おまけに一緒に予約を取った友達が、そんなんやったらと知り合いのところでしてもらうと裏切り行為。しゃ〜ない、当日一緒に行ったるやんと慰める。ふわふわショールの用意をし忘れていたので、年内には買い物に行かなければならない。
そして、例のP作業。どう考えてもギリギリやし、それで完成させてもめちゃくちゃええ加減な状態になる。別にそれでいいならそれでいいが、発行日を来年早々に変更することはできんのか?と打診してみる。で、来年発行へと変更。発行を遅くしてもらった限り、それなりにええようにカッコつけたものに仕上げやなあかんようになったわけやけど、それはしゃ〜ない。やる以上は責任感を持ってしやなあかんねんで!ということを身をもって説きたいが、いうてもわからんから時間の無駄とあきらめる。
これ、我が子やと怒鳴り倒すけどな。よそのおばはんやから言われへん。先日も次男のことを怒鳴り倒した。それで進路変更を申し出て来たわけやけど、それについて長男が言う。普通科やなくてええの?普通科やないとこって信じられへん・・・とそりゃあんたはそうやろう。あんたとちゃうねんからええやん。しかし12月になってからってのはなぁ、もっと早くに言えって話やという私に、長男がまたも言う。
あれ、きつかったで。ボクのときよりきつかったわ。と、次男を怒鳴り倒したときの私のことを言う。
いや、あんたにも怒鳴ったか?怒鳴りはせんけど同じことは言うた。
それ言うたんは夏休みのころや。そのあとあんたは自分で進路を決めた。12月には気持ちは固まっていたやろ?あいつはこの時期にまだ気持ちを固めんから怒鳴ってん。
まあな・・・と長男。しかし、よ〜見てるねんなぁ。そんなにきつかったか?私。とは聞かない。
別にきついとは思わん。あんたの人生や、自分で決めろっていうただけや。母さんが通うんとちがう。母さんが通う高校は母さんは自分で決めた。ていうただけやし。別にとんでもなく無理なことはいうてない。最大限努力したら行けるであろう高校は勝手ながら私が示唆したが、最終決断は自分やと最初っからいうてる。ただ、行ってもしゃ〜ないところは行かせへんとは声を高らかに宣言はしたけど。
私よりでかくなった坊主を、ちょっとここに来てみと呼び寄せ、怒鳴り倒す私。私が怒鳴り始めたら誰も止められへん。何を返してもそれにおっかぶせて怒鳴り倒す。家族の誰も、私のこの口には勝たれへん。怖っ・・・
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