16日の保護者会。今までに何回も聞かされていた私大受験料35,000円の話。何回も受けるお子さんは20万、30万はあっという間ですと先生が言う。夜、長男に「ところで私大は何コ受けるん?」と聞いてみる。
「1コやで。」
「どこにするんか決まったん?」
「同志社やめて立命館にするかも。この前の模試、立命館はAやったし、ここは確実なところのほうがええやろ?」
「ふ〜ん、立命館の工学部って草津やで。草津まで行くん?てかな、同志社の場所も知らんやん。どっちも行ってへんやん!」
「夏休みに行っとけばよかったわ。」
とりあえず、お金の段取りがあるから入学金と授業料をネットで調べる。
聞いてはいたけれど、今さらながら、理系と文系の授業料の違いにたじろぐ。かなりちゃうしぃ・・・( ̄▽ ̄;A こんなんで院まで行ってもろたら困るし。是が非でも国立に行ってもらわな、次に続く次男坊は私大確定やねんし・・・
この日、持ち帰った定期試験の結果。前回より席次をあげている。我が子ながらこいつすごい!と思った瞬間。
「俺のクラス、数C、99点がいてるねん。」
「へぇすごいなぁ。そんなん居てたらクラスで1番は無理やわなぁ。」
でも、長男、95点。これを見た、娘は「あんた、頭おかしいんちゃう!?」とのたまう。ある意味、頭おかしいわな。
この点数にモチベーションが一気に上がった長男はこのあと、鼻歌まじりで勉強していた。どこから見ても受験生の苦悩を感じさせる欠片はなく、えらい楽しそうに勉強してはりますねぇと言いそうになるぐらい。
思わず、
「もうさぁ、私立は考えんと国公立の3本立てでええのとちゃうん?」
「ん〜〜でも、中期いうたら府大やろ。府大は勉強したいものがないねん。受かっても・・」
あっ・・・ちゃんと勉強しに行くねんや。なら行きたいとこ1本で行ってまえ!
こんな兄貴をそばに見ながら、エレキギターと一体化している次男坊。教科書の代わりに楽譜を愛読中。この前の家庭科の試験、欠点。それも、私がただいま奮闘中のところ全滅。正解がショートステイや小規模多機能ホームとかデイサービスとか・・・あかんやん・・・
まぁな、姉弟3人がそれぞれ思い思いの道を歩くということでよしとしとこうと思わなやっていかれへん。
長男の高校にいくたびにこういうハイレベルな学校の実態を知れることに素直に感謝する。PTAのお仲間にはご主人は神大の教授でご長男は京大生って方もいらっしゃる。世間にはこういうご家族もいらっしゃること、またそういう方々と同じフィールドに身を置けるのはひとえに長男のおかげ。
学歴社会というのは確かにあるしなぁ。世間というのは器で判断する。それは仕方がないと認識をして自分はどういうスタンスで生きるかやな。
コメント
学歴って職種にもよるとは思うけど(うちの主人の仕事は特殊やからか、名だたる国公立出た人は、仕事ができずに飛ばされてるか、若くして命を絶ってるか、心を病んでしまってる…なので、研究部門には採用するけれども現場監督にはほぼ採用しなくなったみたい)
頭も使わなあかんけど、人を動かさなあかん仕事に就くとなると逆に高学歴が邪魔をする場合もあるんやろなぁ。
きっと、挫折を味わったり、努力をして勝ち取った人は、どこへ行っても通用するやろうし、でもレールの上しか歩けなない子ども達も増えていて、そう言う子は仕事に就いた時に使い物にならないって言うのが多くて、そこで頭を打って気付いてくれたら良いけど、打たれ弱い子も多くて、ほんま大変らしい。
ただこれは、親のレールに乗っかったり、学歴の為にやってる場合で、自分で目的を持ってやってる人たちは、ほんまにその名に相応しい生き方をしてはるし、そう言う人もいっぱい見てきてる。
だから、chakoちゃんの長男君も次男君も自分の意志で、自分の進む道を見つけて行ってるから、心配いらんと私は思う。
そして、chakoちゃんが、しっかり自分で考えれるように子ども達を導いて行ってるし、自分で考えて進んでる子は、ちゃんと責任もってその都度、決めた道を途中で投げ出さず、全うすると思う。
それは決して、しがみつくって言う意味じゃなくて、間違ってると思ったらきちんと軌道修正もできるって事やねんけど。
すんごい長くなったけど、親は魚をとってあげるんじゃなく、取り方を教えてあげるって言うのが一番大事って言うのを身にしみて感じる今日この頃です^^;
ほんま、学歴が関係ない職業(うちの大将みたいな)は、あるだけ邪魔やったりするし、変にそのプライドが面倒やったりするよなぁ。
でも、学歴が物を言う職場やとほんまそれは切実やと思うから、こればっかりはなんとも言えん。
ほんま個々の意識やわ。どこで生きるるかで意識が変わってくるやろうしなぁ。
あとは自分の特技を持っているとそだけでも自信になるから強いかなって思うねん。
俺はこれは人には負けん!とかがあれば、落ち込んだときにもそれが支えになるやろうし。