先週の土曜日は娘と一緒に有馬。土曜日は車椅子移動が可能の人はデイルームで昼食。あほほど大きいボリュームのTVの真ん前がお父ちゃんの定位置。皆がTVに向かっているその最前列にいてるお父ちゃんのところに、ほとんど毎土(用事があると金とか木)に現れる私。毎回、そのデイルームに入っていってお父ちゃんの横に椅子を持って来て座るんやけど、しばらくは回りの方々から羨望のまなざしで見られる。
みんな、私が知らんところでご家族さん、来てはると思うねんけど・・・そしてその羨望の中、お父ちゃんはじっと私の顔を見る。妄想まで見た孫娘が来ているのに今日はそっちに目がいかない。
「あんなぁ、お前のことみんなかわいいっていうねん」とお父ちゃん。
「みんなってだれ?」
「看護婦」
あんなぁ、50まで1年切ってもうてん。カウントダウンがはじまっている。どこを見て可愛いねん?!それは、毎度、顔を出す娘さんはかわいいでしょう・・・っていう意味や。父親としてそんな娘さんはかわいいでしょう・・・っていう意味や!まぁ、おかげでこの日はご機嫌よろしくしていたので良しとしとこ。ご飯が済んで部屋に連れて帰って、爪を切ったあたりで思い出したように娘に話かけていた。
母はといえば、4月末ごろから痛み出している右ひざ。先週のレントゲンでは原因がわからず、多分使い痛みやろう・・・ということやったけど、なんせ大学病院ゆえ設備は万全。この月曜日にMRIを撮りにまたも付添い。MRIの受付からその場所までエレベーターを降りてあっちこっちに曲がって渡り廊下のようなものを歩いたので建物が変わったのであろう・・・・がここはいったい何号棟?という感じ。そこでMRIを撮ったあと整形外科の外来の受付、それからMRIの結果が出るまで待つ。1時間半、待つ。めっさ眠たい・・・結局、外来時間最後の17時前に診察。MRIによると骨折したあとがあるらしい。
足が痛みだす数日前、普段よりよ~さん歩いたというていたから、歩きすぎによる骨折やと。レントゲン写真によると80歳にしては骨は上等やと言われていたので骨折とはいえ寝込むことなく、杖をついてびっこを引きながらも歩けている状況らしい。とくにこれといった治療はなく、日にち薬らしい。痛くない程度に歩いてもok。無理をせず、筋肉の低下を防ぐ体操をするようにとのこと。そしてまたタクシーで母の住むハイツに戻る。
前回も今回もお昼ご飯から診察代から薬代、タクシー代とぜ~んぶ私が出してんやんかぁ!!!兄ちゃん!!ってこんなとこでいうても、PCも家にないやつやからあかんか・・・・
そ~して、義父母。ここは義母の妄想に義父がかなりまいっている様子。義母のスイッチがはいると義父はおたくどちらさん?になるので旦那に愚痴の電話がかかる。どこでどうスイッチが入るのか、その辺を詳しく知りたいがなんせ義父も認知症にて詳細が把握できない。
義母は私が行くとハイテンションで笑いの渦。挙句の果てに小声で「○○(一人息子の旦那)がきてもおもろないんじゃ!」と言い出すようになる。せやろな、話もロクに聞いてもくれへんもんな。「○○さん、お義父さんに似てほしいところは似んと、似やんでいいとこ似てるねん。」って私に「みっちゃん、最初が肝心なんじゃ!!」って義母。「私、失敗した?」「そうじゃなぁ。」と義母。
義母はそんなんで私にしてはやりやすくありがたいが、義父はなんせ息子ラブすぎてやりにくい。一般的に父と息子って距離感があるものやのに・・・「結婚したとき、一番最初にお父さんに言われたんじゃ、○○だけは大事にしたってくれって」って義母。その十字架を背負って生きてきはったんやと思うと義母が不憫になる。「お父さんは○○がかわいいていけんのんじゃ!」と不服そうにいわはる。義母の仕事をばりばりしているときの話はとても真っ当で厳しい話で私には納得できる点が多々ある。そやのにそれを息子に言えんかったところが歯がゆかったのであろうという、「今は○○と一緒に住んでないからお父さんと喧嘩することはないんじゃ。」の言葉。そんなこんなで私の株は上がる一方。ここで株が上がったところでだからどないやねん!という話で、結局、その株に応えてやろうと動く私はしんどくなるだけやん・・・・
そんな私をねぎらってくれた娘。昨日はこのケーキを買ってきてくれて晩御飯も作ってくれた。Thank you!
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