源氏物語

夏の文庫本フェアで手に入れた
瀬戸内寂聴氏の『私の源氏物語』

源氏物語の大まかなあらすじを瀬戸内寂聴氏視点で綴ってある本なので
とても分かりやすくおもしろい。
まだ読み始めて間なしなのだがやめられない。

源氏物語は高3のとき、ゼミ科目で勉強。
そのときは原文を訳するという授業で
わら半紙に先生が印刷したものが教材。
今思えば、あれは先生が好きな下りやったのやろうと想像する。
瀬戸内寂聴氏も書かれているが
短編を寄せ集めえて長編小説となっている源氏物語なので
どこからでも読み始められる。

原文に手をつけたのは
高3のその授業のみで
あとは田辺聖子氏の源氏物語を繰り返し読んでいる。
今回、瀬戸内寂聴氏の源氏物語(小説ではなく、あらすじについてのコメント風)を手にして
瀬戸内寂聴氏訳の源氏物語を読んでみたくなった。

通勤電車でぱらぱら読むのに
本屋さんでつけてもらった紙のブックカバーがするりとはがれる。
うっとおしいことこの上ない。

仕事帰りにATMによったついでに
その隣にある紀伊国屋に入ってみた。
本町ど真ん中にあるこの紀伊国屋。
春頃、娘の参考書を所望したが置いておらずという
ビジネス書であふれかえっている。
文庫本コーナーは片隅で、
ちょいと立ち寄ってみたが、
その脇の柱にディスプレイされているブックカバーが気になって・・・

するりとはがれる紙のブックカバーはなぁ〜と
いうことで
本選びからブックカバー選びへと転身。

ちょいとレトロなプリント柄のコレを選ぶ。
ブックカバー

まぁ柄もレトロなんだがお値段も525円という
私の中でブックカバーの代金として許容範囲。
本は持たずにブックカバーをもってレジへ行く。

出口付近にあるビジネス書のタイトル。
“真似る”という言葉をとりあえず頭に入れながら、
帰路につくべく地下鉄の入り口に向かう。
信号待ちで我慢しきれず
買ったばかりのブックカバーを取り出し、
鞄の中の文庫本に装着。
めっちゃ可愛いやん[♪]とほくそえむ。
源氏物語

帰りの電車、3人掛けの真ん中がぽつんと空いているのを見つけ
座席に滑り込む。
こんな技は、私の年齢が成せる技なのだ。
若かりし頃は間に滑り込ませるなんて妙技は出来なかった。
経験を積むとずうずうしくなるというもの。
横のサラリーマンのおっちゃん、もうちょっと端に寄ってくれへんかなぁ?と
思いつつ、
読書。
さすがの私もそう思うだけで、
おっちゃん、どこで降りるん?早く降りてくれへんか?と思うだけで
おくびにも出さず、
読書。

鞄の中にはHTMLリファレンスもはいっていて
やたら重たい。
持ち帰り仕事用の記録として大学ノートも1冊入ってあるし。
当然お弁当箱とお茶のボトルも。
まっその中に仲間入りのブックカバー。
これで読書欲が掻きたてられるってもんよ。

どば〜〜と読書に浸れる身分でなく
家につけば御飯の支度もあり、
洗い物もあり、
夜な夜な持ち帰り仕事もあり、
自サイトの仕事もあり、
講座の準備もありなのだ。

あ〜〜そういえば昨日は今世紀最大の天文学ショーが催された。
日食。
事務所にいた私はPCに向いながら
窓の外を見る。
なんだか薄暗い。
折りたたみの傘を鞄にいれててよかったぁ〜なんて思いながら
ちゃうちゃう。
日食の薄暗さかもよ・・・・なんて状況。
外から戻ってきた職場の人が
「みな、空見上げたはったで」と
本町界隈。ビルの合間で日食観測らしい。
どうでした?と聞くと
「かすかに日食かなぁ」と
少し日食を味わいはった様子。
そうか・・・・とPC画面に戻る私。
そんな日食な昨日。

日食もいいが、源氏物語もおもろおまっせ・・・

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