世間の目

デートのあと家の下まで送ってきてもらい
エレベーター前のベンチ風の椅子に座っている彼氏と娘。

この椅子ってのが癖もの。
住宅の壁に備え付けられているから
1階住民の窓の下。
そりゃぁ、そこでぺちゃくちゃやられるとかなんやろうなぁとは
思うが
昼間のことなら
そこがベンチ風になっているのだから
ある程度のことは仕方がないであろう。
週1の生協共同購入はその上に商品を下ろす。
小中高生がそこでしゃべっている。
そして我が娘と彼氏もそこでしゃべっている。
近所の若い世代のママさんには
「彼氏とおるの見たで〜」なのだが
おばちゃん連中はちがうやろうなぁ〜と想像していたら、
案の定、忠告される。

まぁな、そうやろうなぁ。
若いものにしたら別にそこが椅子になってるねんし
悪いことをしているわけでもなくしゃべっているだけと
思うやろうが、
「下でしゃべるのはやめとき」と強く注意する。

そういう目はうっとおしいと思うときもあるが
何かよからぬときには助けにもなる。
2つぐらいのときから知っている我が娘のことや
自分らの孫世代なので気にもなるのやろう。

なんせ、我が家に何時ごろ電気がついて起きているかということも
近所のおばちゃん達は把握してはる。
なのでなかなか電気がつかない日が続くと
私が病気なのかと心配しはるらしい。

へ〜私なんて自分の家の中のことで手一杯で
近所の人の動向なんて気にもかからんとは思うが
おばちゃんらは違う。

我が家にIYのネットスーパーが来るのもみな把握してはる。
別に悪いことをしているわけでもないし
ほんまのことやからええねんけど。
もともと開けっぴろげな性質やし
秘密主義でもないから
別にあれこれ見られるのは全然平気やねんけど
ただただ、へ〜みてはるんや・・・と単純に驚く。

そして、私もあと20年もすりゃ〜そんなおばはんになるのやろかと考える。
ここ数ヶ月、TVも見ず
ネットのニュースと新聞だけで世間についていっていると思う私なので
超ローカルなご近所の話題なんてどうでもええわというおばはんになると思うが。

ふと思い出したが
少々仲良くしていた知人が
「私はパーソナルスペースが広い」と発言をしていた。
パーソナルスペースってなんぞやと調べると
心理学用語で相手が近づくことを許すことのできる物理的な心理上の距離だそうで、
その彼女の云わんとするところがわかったようなわからんような。
ただ、その彼女にとっては
私の置かれている環境はいたたまれんやろうなぁとは想像できる。
パーソナルスペースなんてあってないような私は
別にどっちゅうこともなくなのだが。
このパーソナルスペースがなさげな私というのは
結構と他人さまに見くびられる。
どうでもいいことは見くびってもらっていてもいいねんけど
ここは譲れんというとこで自己主張、自己価値をシャウトすると
相手がおののく。

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