キーパーソンなんだと・・・

先週木曜日にリハビリのため有馬の山ん中の病院へ
実家の父を入院させ
翌金曜日には介護疲れの療養とあれこれ検査で
尼崎の病院へ母を入院させる。

生きるか死ぬかの状況でもなく
大きな手術をするってわけでもないので
気が楽ではあるが
手続きから主治医や看護婦さんやらとの会談。
すべて私がする。

まったくもって2つ上の兄は優しいだけで
これらもろもろの手続き等はてんでお手上げやし
かといって
兄嫁はといえば
嫁ぎ先のあれこれにノータッチ。
自分でいうが子どもの時からしっかりものの妹の私がキーパーソンらしい。
これは、有馬の父の主治医がいう。
キーパーソンになられる方の連絡先をここへ・・と。

私の携帯に新たに追加された
病院の電話番号二つ。

一時は長男の嫁も動いてもらわなと思ったが
こういう状況になっても
平気でおれる神経はちょっと尋常ではないと
ある種、社会性が不足している人物と思って
もうアテにしない。

しかし、私の今おかれている状況という云うのは
つけ入りどころ満載やなぁと我ながら思う。

この5年の間、右目を2回手術し
その後遺症(ちょっと大げさか・・)に少々の不便さを感じつつ、
再発の恐れありとの医者の言葉に
そんときはそんときと腹をくくるが
人によってはよよと泣き崩れることもあろう。

そんな状況において
実家の老いた両親のあれこれに
ふと周りを見渡せば頼れる人間は誰も居ないというこの状況。

よからぬ宗教や印鑑売りや
その類のあらてのもろもろの格好の餌食やん。

そっか、こういう時に弱音を吐くと
そこにつけ入る輩が世の中にはよ〜さんいてるってことなんやと思ったりのこのごろ。
でもよくよく考えたら
こんな話はよくあることで
別にとりたてて私だけが大変なわけでもないわなぁ。
私なんてまだラクなほう。

「あ〜母さんが頼りにできる人はおらんようになってもうたわ」とつぶやくと
高校生の娘が
「私ら3人がいてるやん」とひとこと。
有難いお言葉。
そのお言葉だけで十分でございます。
本来、私が一番頼るべきわが相方は
私が頼る前に私に頼ってはる。
そんなことも重々承知の娘の言葉。
なんせ17歳にして
「オトコはいつまでたっても子どもやなぁ」と悟ってはるわが娘なのだ。

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