こころ

通勤電車の行き帰りに読んでいただけなのでなかなか進まない。
ん〜難解。
難解なんだけど、途中で嫌になるわけでもなく
次はどうなる?と駅について本を閉じるのが惜しくなった。
私にはおもしろい。
おもしろいというと語弊がある。
退屈せずに読めた。

突然の終り方に
そこにきてこの読み物の主人公が誰なのかと分かったという私は
あかんなぁ。

いったい何が言いたいねん?って勝手に想像した終り方とちがっていて
それが突然に切れたので
思わず続きはないのかと注釈のページやらあとがきのページをくってみた。

そこで初めて
『先生』が主人公だと気づく。(遅い!)
そう思うと人間不信に陥った『先生』が他人を人間不信に陥らせることをしてしまった『先生』。
その両面の苦悩に最後自ら命を絶つという心理状況。
深く考えるととても難解な本。
上ずみだけでもかなりドラマティックに捉えられる。

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