小学生の間は家におらな・・・・・

高3の娘が
「ねえちゃんは結婚しても働くねん」と
将来の仕事を語る。
なので、長く続けられる仕事をしなあかん。
ゆえに、短大に行って勉強するねん。
ということらしい。

「え〜それはあかんわ」と次男。
そして、長男と2人声を合わせて
「子どもが小学生の間は家におらなあかんで」とおっしゃる。
半年前まで、小学生の子どもやったヤツのいう生の声。重みがある。

私は黙って聞いていたが、
へ〜おもろ・・・と思う。

長男が
「小学生の間は、学校から帰ってきたときに
お母さんがおらな寂しいやろ」と云う。
リアルな声や。我が家においては、
10年ほど前にネットでちょこちょことお仕事を始めた私が
末っ子次男が小5の1月から週1の外勤に出だす。
10時ー17時の職場だが大阪市内に出るため、
18時前の帰宅。
この日に限っては小5の次男坊主はかぎっ子となる。
その時分、中1の長男と高1の娘は部活を終えて下校なので
私とおつかつに帰ってくる。
ひとりで鍵を開けて、おやつを食べて遊びに出て17時すぎにまた一人で鍵を開けて
誰かの帰りと待つというのが週1回。

だが、その週1回を1回しただけで、
我が家の3人はかぎっ子どころの騒ぎではない、試練が待ち受けていたのだ。
私が網膜はく離やらでおおかた1カ月の手術入院となった。
部活を終えて、晩御飯の買い物をして帰宅後、晩御飯の用意をする娘。
部活を終えて、晩御飯の手伝いと洗い物をする長男。
朝は洗濯物を干して鍵を閉めて、夕方は友だちとの遊びを絶って私の元、病院通いをする次男。
かぎっ子で寂しいなんていうてる場合やなくなったわけだ。

そんなこんなを経験しつつ、
その10カ月後に週1の外勤が週2回になった私。
次男、小6の秋のこと。

週2回だけでも、帰ったときに誰も居ないというのは
寂しかったようで、
誰とも遊ぶ約束をしてこなかったときは
決まって転寝をして寂しさを紛らわしていた様子。

自分は小学生の子どもをおいて働くと云っている高校生の娘ですら
試験中、母親がお昼を作って待っているというのを周りの友だちがうらやましがると
帰ってきたときの母親の存在の大きさを語っていた。

私は子供のとき、かぎっ子。
二つ上の兄は男やし、けんか相手になっても遊び相手にはならない。
病気のときに仕事を休んで家に居てる母に嬉しさを感じたもので
そんな経験からなるべく家にいてやろうと思い、そうした。

それそれに諸事情や考え方があるであろうが、
高校生になっても誰かが居てる家に帰りたいものなのだから
小学生ならなおさらのこと。
出来ることなら家で子供を迎えてやるのがベストだと思う私なのだ。

そして、本日、運動会も無事に終えた中3の長男。
昨日、10人ほど欠席者(内インフルは6名)がでたため今週いっぱい学級閉鎖となり
ただ今在宅中。
「お昼ごはん、ラーメンな」と嬉しそうな顔。
本来なら、お弁当組がいてるのでお弁当を用意するところだが
昨夕から「明日のお昼はラーメンな」やったのと
変則的になってる今週の私の仕事。明日は出勤ゆえ
一人でお弁当を食べることとなるであろうからと
作りたてのラーメンを本日のお昼にしてやろうと思う。

昨日、夕方仕事から帰ると
長男が洗濯物を取り込み、娘がお風呂の用意という段取りよい状況のなか、
ちょっと休憩と椅子につく私に
「今日なぁ〜」
「なぁ、聞いてやぁ〜」
と2人してあれこれ話し出す。

家に居て迎えるときに
「学校どうやった?」
と聞いても「別に・・・」やったのに
姿がないと、聞け、聞けと煩い。
この辺の心理状態ってやっぱり、誰かが居てるところに帰りたい・・なのだろうと想像する。

っで、冒頭、「小学生のあいだは家におらな」なのだ。
生の声だけに身に染みる。

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