君に届け




夏の文庫本フェアで娘のリクエストで買った本。

私の源氏物語を読み終えて通勤電車で読むのに
娘に借りて読む。

その前に私の源氏物語。
あとがきで林真理子氏が書いてはったが
紫式部のための源氏物語という解釈は的を得てるなぁという
切り口の読み物。
源氏物語というのは
いろんな方が訳されているが
その方々によっていろんな解釈があるのがおもしろい。

私はずっと前から
源氏物語。
光源氏をイメージするのは日本人なら田村正和氏で
外国人ならポール・ウェラー(ザ・スタイル・カウンシルの)氏と
予てから思い描いている。
ちょっとばかげているが、私の源氏物語の楽しみ方。

っで、君に届け。
まっ、娘がリクエストするだけあるわ。
片道20分足らずの通勤電車の中、
往復2日間で読み終えられるという読み物。

娘はやたら
感動したやろ〜〜って云う。

コバルト文庫やし、
学園ものやし、
学園ものの単発ドラマを見てるような
友情ネタの感動は確かにあったが、
深く深く心を動かされるというものではない。

書かれている文字通りの読み物で
行間に何もないっていうところが浅い。
でも、まぁ、通勤電車で没頭できたし、
途中で本を閉じるのに後ろ髪引かれる思いになる
次、どうなる?って想像はできるし
結局、想像通りなのだが、
感情移入しやすい私はそれなりに楽しめた読み物。

漫画本を小説にしただけあるわ。
ところどころにイラストがでてきて
通勤電車の中で読むのに
ええ年こいたおばちゃんの私はちょいと躊躇した。

っで思うわけだ。
こんなんばっかり読んでるから
漢字教養がないねん・・・アンタは。
と娘を思う。

ハリーポッターが愛読書の長男ですら、
ライ麦畑で捕まえては
意味わからん・・・とのたもうてたから。
読んでる読んでるっていうても冒険もの、アドベンチャーものばっかりじゃ
あかんのかもって思う今日この頃。

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